法学部・法学科のカリキュラム

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Curriculum 法学科のカリキュラム

法学科では、ひとりひとりの目標にあった教育プログラムを選択できます。

1年次 法学の勉強に慣れ、
進路についてじつくリ考える
2年次 公務員コースか
企業コースを選択
3年次 よリ専門性の高い応用科目を受講し、資格獲得を目指す
4年次 試験勉強や就職活動に集中

5教科とは違った学びがある!

大学生になっていきなり法律の勉強をするとなると不安な気持ちもありました。しかし、法律学入門の授業で六法の見方や法律用語などの基礎について学ぶことができるので、その他の授業でも学んだことを活用しながら少しずつ法律の勉強に慣れることができました。「法を考える」の授業では実際に弁護士として働いている方々から直接お話を聞くことで新たな視点から法律について考えることができ、良い経験になりました。また、英語や韓国語といった語学の授業など法律以外の授業を上手く時間割に入れることで息抜きになり、心の負担を軽くして楽しく勉強することができました。大学に入って言語を勉強する楽しさに気がついたので法律の勉強と一緒に頑張りたいと思っています。

時間割1年次(上:前期 下:後期)

MON TUE WED THU FRI
1 民法概説 法律学入門
2 憲法Ⅰ
(統治1)
初級
ハングルⅠ
データ分析 英語コミュニケーションⅠ 刑法Ⅰ
(総論1)
3 UNIVAS1 考古学Ⅰ
4 法を考える 教養演習
前期
情報処理概論Ⅰ
5 法と情報
MON TUE WED THU FRI
1 家族法Ⅱ UNIVAS2 芸術Ⅳ 民俗学Ⅱ
2 憲法Ⅱ
(統治2)
初級
ハングルⅡ
英語コミュニケーションⅡ 刑法Ⅱ
(総論2)
3
4 契約法 判例購読 教養演習
後期
5 外国史概説

法律は私たちの身近に
存在している!

僕は高校生の頃に観た「ケンジとケイジ」というドラマから法律分野に興味を持ち始め、岡山商科大学の法学部に進学することを決めました。1年次で民法、刑法、憲法などの主要科目を学ぶうちに法律により強く興味を持ち始めました。2年次で履修した「債権総論」や「担保物件」の講義は特に印象に残っています。身近な事例を元に分かりやすく解説してくれる為とてもわかりやすい講義でした。
また、2年次の終わりに友達に誘われて入部した犯罪被害者支援部(つぼみ)の活動で犯罪被害に遭われた遺族の方と接するうちに法律を活かした仕事に就きたいという気持ちが膨れ上がりました。現在は検察事務官という公務員になる為に日々勉強を頑張っています。

時間割3年次(上:前期 下:後期)

MON TUE WED THU FRI
1
2 国際社会と
法Ⅰ
地理学
概説Ⅰ
法学Ⅰ
3 日本史
概説Ⅰ
政治学Ⅰ 行政法Ⅰ
(基本原理、
行政組織法)
地誌学
4 金融資産
運用設計Ⅱ
研究演習
3年前期
MON TUE WED THU FRI
1
2 租税論Ⅱ 国際社会と
法Ⅱ
国際社会と
法Ⅳ
3 日本史
概説Ⅱ
経営
管理論Ⅱ
4 契約法 博物館
教育論
研究演習
3年後期

教授にSPOT!

皆さんに法学を学ぶ意義を伝えたい!!

皆さんは、法律学についてどんなイメージを持っていますか?難しそうな専門用語ばかりでとっつきにくそう、できれば関わりたくないと考えている人もいるかもしれません。でも、われわれの日常生活を振り返ると、朝起床してから夜就寝するまでの多くの場面で、知らず知らずのうちに法律、特に「民法」と関係のある生活を送っていることに気づきます。
通学のためにバスや電車を利用する、アパートやマンションを借りる、教科書を購入する、さらには、病気やけがをしたときに病院を受診する、といった状況は誰もが一度は経験すると思いますが、これらは「契約」という法制度に関わります。
また、結婚や、両親が死亡した場合に親の財産を引き継ぐ「相続」についても、民法にルールが定められています。これらの例からも、法律について正確な知識を修得することは、皆さんが賢い「市民」として生活するために極めて重要であることが分かるでしょう。でも法律を学ぶことの意義は、このような「実用性」の面に限りません。より重要なのは、貧富の差(金力の有無)や権力の有無に左右されることなく、公正なルールに基づいて正義を実現することが可能になることです。本学では、皆さんが法を学ぶことにより、「賢い市民」に成長し、かつ「正義」の担い手となれるよう、全力でサポートします。

SEMINAR

田中ゼミ|政治学 田中 将人 准教授

政治に適切な距離をとって
向き合うために

みなさんは「政治」と聞いてどのようなものをイメージするでしょうか。たくさんの回答があるかと思いますが、確実に言えるのは「私たちは政治から逃れることはできない」あるいは「政治は私たちを放っておいてくれない」ということです。たとえば面倒くさいからといって皆が投票に行かない、または反対によく考えもせず入れ込んでしまうと、政治や政治家の質はたちまち劣化します。そして多くの人びとが不幸になってしまいます。それゆえ政治には「適切な距離をとって向き合う」必要があります。言葉や観念に注意深くあることも大事です。
このゼミでは、文献を読んで議論することで、政治についての知識を身につけるとともに、判断力やスタイルを磨き上げることを目的としています。

ゼミ生にインタビュー

Q
田中先生はどんな先生?

A
分からない問題などを聞きに行くと、自分が理解するまで説明してくださる優しい先生です。

Q
田中ゼミってどんなゼミ?

A
授業ごとにゼミ生がレジュメを作成し、その分野について授業します。これによりプレゼン力が身につきます。

Q
田中先生にひとこと

A
就職活動や困ったときなどにいつも頼りにしています。優しい田中先生が大好きです。あと一年よろしくお願いします。

加藤ゼミ|刑法 加藤 摩耶 准教授

刑法を学ぶことを
全力で楽しんでもらいたい

刑法は犯罪と刑罰について定めている法律です。どのような行為を犯罪とすべきか、実際に起こった出来事を犯罪として処罰しうるか、いろいろな要素を加味しながら考えていきます。そのためには条文を知り、判例や学説を学ばなければいけません。時に難しく感じられますが、私のゼミでは裁判所の傍聴に行ったり刑務所を見学したり、その他関係諸機関へも出かけて実務家にお話を伺い、社会の実相に触れながら勉強します。
そして自分達も、模擬裁判を作成・実施します。事件の背景を考え、検察側の立場からは罪を立証し、弁護側の立場からは被告人を擁護する論証を組み立てます。それは、刑法を通して正義とは何か、人間とは何か社会とは何かを見つめるドラマチックな作業です。

ゼミ生にインタビュー

Q
加藤先生はどんな先生?

A
加藤先生は進路などの相談に快く乗ってくださって、学生一人一人に親身に寄り添って背中をそっと優しく押してくれるような先生です。

Q
加藤ゼミってどんなゼミ?

A
プレゼンやディベートを通して論理的思考力や批判的思考力、伝達力が身に付きます。ディベートの準備で仲間と資料を収集したり作戦を練ったりする時間はとても楽しかったです。

Q
加藤先生にひとこと

A
裁判所や刑務所の見学をきっかけに将来の選択肢が広がりました。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!